4−7 人権思想は完全には無視できない。
先述したようにエクイティは権力者の専横等の紆余曲折があったにせよ、
遠いゲルマンの伝統に無い事柄であるにも関わらず
コモン・ローに組み込まれている。
また、人権思想が歪な精神から生まれた思想であるにせよ、
エクイティと同様に今日では無視できない考え方である。
警戒しながらも人権思想の道徳的側面を認めるべきである。
もしも人権思想を完全に排除したいのであれば
自分の妻に選挙権は不要だと主張するべきだ。
あるいは日本から米国に帰化した人は、有色人種であるから
差別されて当然で、もちろん選挙権など無いと主張して頂きたい。
現在の皇室は人権侵害が甚だしい。
男子を産むことが強要される。
週刊誌のゴシップの的にされても反論できない。
公務が十全に果たせなくなっても退位する自由が無い。
行き過ぎた人権侵害は極めて不道徳的であり
即刻の改善が必要であり、議論の余地など無い。
以上
1.なぜ中川八洋先生か?
2.中川八洋先生の皇統関連の著作
3.中川八洋先生の男系論の要約
4.中川八洋先生の男系論への反論
−1 英国において慣習法(コモン・ロー)は エクイティ(衡平法)により修正される、
−2 権力者は時代の要請に応える必要がある。
−3 コモン・ローは不正に対して救済するためのものである。
−4 道徳はコモン・ローよりも優先される。
−5 コモン・ローは時代の要請により再解釈される。
−6 コモン・ローは先例を生み出す機能がある。
ー7 人権思想は完全には無視できない。
−8 まとめ
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