【私の再反論】
谷田川先生の主張によると
皇統は神話から男系であるとのことです。
その主張の内容は以下の通りです。
1.天照大御神はアメノオシオミミノ命を
単身で生み出したので血の論理が通用しない。
つまり父親、母親という概念がそもそも無いので
男系女系という区分けもできない。
2.父親と母親から産まれた神は邇邇芸命が最初であり
男系女系の区分けは邇邇芸命から始まる。
邇邇芸命はアメノオシオミミノ命からの男系継承であり、
邇邇芸命以降も、すべて男系継承である。
3.上記1、2から男系、女系の論理が通用する範囲において
神話を含めて皇統は全て男系である。
(谷田川惣『皇統は万世一系である』日新報道 2011年 第六章より)
以下の通り反論致します。
1.天照大御神が単身でアメノオシオミミノ命を
生んだからといってなぜ血の論理が通用しないのか
分かりません。
天照大御神は性別の無い神ではなく
明確に女性神です。
女性神が親であれば「母なる神」であり
母系つまり女系の継承と考えて当然です。
2.天照大御神はアメノオシオミミノ命の継承に
血の論理が通用しないという解釈は、
我が国の伝統的な解釈なのでしょうか?
2000年間その解釈が指示されてきたと
立証できるのでしょうか?
あまりにも一般的な感覚から乖離している
ように思います。
はっきり言って詭弁です。
谷田川先生の反論中に、私の主張に対して
個人的見解であるとか、個人の妄想とか
仰っておりますが、谷田川先生の神話の解釈は
個人(竹田氏?)の妄想ではありませんか?
男系維持を目的に、自らに都合の良いように、
神話を好き勝手に、解釈しているとしか思えません。
谷田川先生の解釈の歴史的根拠をご提示願います。
でなければ歴史的根拠を欠いた「理性的判断」と
言わざるを得ません。
以上
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保守思想 目次
1.古き良きもの
・【反論】個人的感想(ではない)
・【反論】長く続いたものは良きもの
・【反論】過去の叡智
・【反論】神話から男系(ではない)
2.神話と歴史
・【反論】神話と歴史
3.時効の論理
・【反論】時効の論理
4.悪しき陋習
・【反論】悪しき陋習
5.墓の下の民主主義
・【反論】墓の下の民主主義
6.【反論】まとめ